2008年01月03日



播磨アルプスの一郭を歩く
'06年09月に播磨アの縦走路で会った人から天狗岩に登った人が居るとの話しを聞き下山後に行ってみたが竹林の中には道が見付からず、クモの巣とやぶ蚊の多さで敗退した。その時に天狗岩から下って踏み跡を探そうと思ったのが今日になってしまった。
Road Map :姫路市佐土新にある白髪神社付近に車を停める。
Route Map:姫路市側の加賀神社横から登るが登山道らしきものは無く、薮扱きとなる。
標高差:約175m
後記
播磨アのファンとして最後の思いだった天狗岩へのルートが確認出来、胸の支えが取れた感じがする。
走破出来るかどうか判らなかったので誰も誘わなかったが、一人で来ると面白い写真が撮れず残念であった。今回、下って道のないルートと違い、クライマーが切り開いた、もう少しましなルートがある様だ。
前峰にはチャレンジしない様に
偶々、ケガも無く降りられただけの話しですので、楽しくもなく危険なこのルートを登る(下る)ことは止めておいた方がよいと思います。こんな岩峰はクライマーの為に置いておきましょう。
道路を車で走っていても白髪神社は見付け難い箇所にあ
る。目の前の道路に車を停めて長い階段から登り始める。
加賀神社と同様に背後に岩峰を背負う白髪神社。
この神社の右手に踏み跡がある。
しばらく踏み跡を辿れば後は岩山を這い上がる。下りには使いたくない程の斜度があるが、ルート選定しながらの登りは楽しい。
登って来た斜面が見えない程の斜度がある。眼下の屋根がスタート地点の白髪神社。
姫路市街を見る。感じの良い岩が多い。
登り途中から東側の尾根である天狗岩と前峰を見る。下ってみたいと思うが、危なそうなら途中で止める予定。
東側から”落っこちそうな岩”を何度も見ているが西側から見てもまんま落っこちそうである。
しっかりした踏み跡を縦走路まで登り、天狗岩に向う。
縦走路から天狗岩への道に入る。分岐に道標は無いが、展望所となっている天狗岩まではしっかりした道が付いている。
分岐から少し歩けば天狗岩に着く。前回、左側を途中まで降りたことがあるが、それから先へ降りるのが困難だったので、今回は右側から降りることにする。
8名程のクライマーが休憩している様だ。南向きの岩峰は暖かそうな陽だまりになっている。今日の気温は12℃、歩いている分には暑くてTシャツになりたいくらい。
天狗岩から桶居山方面を眺める。クライミングの岩峰下には沢山の人が昼飯を食べていた。
西側から下り、途中のテラスから天狗岩を仰ぎ見る。
正面には落っこちそうな岩がこちらに転がってきそうにある。
天狗岩を降り切ってみると踏み跡がある様な、ない様な感じで続く。
途中からトラバースで下山するつもりだったが、下からよく見上げていた”前峰”のてっぺんに出てしまった。ここから命がけで下るか!
真新しいビレーのロープとピンが残っていた。ここの正面突破は到底無理なので、草付きの割れ目に沿って下る。
途中、何度も引き返そうと思いながら不可能と思えた正面を下ってきた。岩峰の下降を終えると、次に出て来たのが変則的なナイフリッジ。
このナイフリッジを見て本当に引き返そうと思った。
下れるなら登って引き返せると思い、行ける所まで行ってみることにした。
助けになったのは笹原であり、笹を束ねながら手掛かりにして急斜面を下り切
った。笹、樹木の無いところは落ちてもどかで止まる様なところを選んで下る。
スラブが終わるとやはり樹木の壁を突き抜ける薮扱きとなる。薮を抜けて竹林に出ると道は無いが快適な歩きとなる。夏にここから登ろうとした時は竹林のクモの巣とヤブ蚊で敗退している。
竹林を抜けると畑の畦道に出た。道標は全く無く、こんな入口判るはずがない。
道路から降りてきたルートを確認すると、登りにも使いたくない程の急斜面だ。これを見るともう無茶は止めようと思ってしまう。(でも止められない)
はりまアルプス
兵庫100山』   前峰からの下りは本当に危険を感じた。次は登ってみたい。
兵庫県姫路市

播磨アルプス

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白髪神社の後ろにある岩峰から縦走路に出て、天狗岩から下ってみる。